この記事は
【引越し・退去のながれ(フローチャート)コツ】
のサブ記事となります。👇
これからご説明するのは,一般的な修繕ではなく
キズを目立たなくして,修繕対象にされないようにするユーザー目線の方法です。
引越しまでにそれほど時間はありません。
やらなければならないことは,たくさんあります。
この方法で,できるだけ効率よく終わらせましょう。
退去引越しのときの修繕・補修方法
例えば,洗濯物や洋服及びカレンダーをかけるのに,ねじ釘や画鋲のようなピンを壁や柱につけると穴ができます。
これも対象となるので,補修する必要があります。
しないとクロス(壁紙)1面張替えとかの請求が来ますので,しっかりやっておきましょう。
なぜ修繕補修をするのか?
前の記事でご説明した【退去引越しのときの掃除方法】は必ずチェックされるところなので,
しっかりきれいにすることがポイントでした。
自損部分の箇所はあなたの責任において回復させないといけない(原状回復)
今回,修繕・補修する部分とは
自分がつけたキズなので必ず補修・修繕しなければならない部分です。
プロに依頼すべき箇所を目立たなくすることで,修繕対象にされないようにする
少しのキズをつけた部分でも,修繕するとなると
かべ一面のクロス張替えだったり,
フローリングの交換可能なパーツの広い単位(タイル1枚)の交換だったりするので,
個人で修繕するには技術的に難しく
(上手くできないのでプロが直す),
かなりの費用負担となります。
クロス1枚,タイル1枚でもプロの工賃(人件費)は1日のことが多いのでそれなりの金額になることが多いです。
すこしの手間で高い修繕費を払わないで済むなら,
それにこしたことはありません。
各補修箇所の修繕方法
これからご説明するのは,
キズを目立たなくして,修繕対象にされないようにする方法です。
キズが大したことなく,目立たないレベルならあまりうるさく言われません。
そのためには,専用の補修材を使いましょう。
補修目的のために作られている製品なので,かなり目立たなくすることができます。
クギあと・画びょう・ピン跡など
クギネジ跡程度なら補修キットで補修できます。
気を付けることは
壁の色は同じように見えて,微妙に違います。
できるだけ,壁紙と同色(または目立たない色)にしましょう。
ホームセンターに行くときは,事前に補修箇所の写真を撮って現物と比べましょう。
同じアイボリーでも経年劣化で壁の色は変わってくるので,私はこの商品を買って,
色を混ぜて壁に近い色にしました。
穴が大きい場合はその前に充填剤(コーキング剤のようなもので少量で売っている。)
で埋めてから表面に補修材を塗ります。
でもクギ穴程度なら必要はないです。
壁のシミ
シミは,ついてすぐ取るのがポイントです。ついてすぐなら比較的簡単に取れます。
でも,引っ越す直前ということは汚してだいぶ日数が経ってますよね。
まず完璧には取れません。💦
やっかいなことに,最近は壁にクロスが貼られていることが多く,
浴室・洗面所・キッチン以外の壁は防水加工がされていません。
ですから色落ちしたり,下手すると破けてくることもあるので,
その前に目立たない所で変化がないことを確認してから行ってください。
何で汚したか原因がわかっているのなら,
で生地を傷めないよう十分に洗剤をかけて,ラップなどで洗剤が落ちないように貼りつけましょう。
やわらかい布でたたくように何度も拭いてください。
洗剤については,【退去引越しのときの掃除アイテム】記事で説明していますので,参考にしてください。
どうしてもだめなら,
ベンジンやマニキュア除光液のようなアルコール系のもので汚れをとることとなります。
でも,逆に防水クロスやビニール系のクロスだと溶けてくる場合があります。(花模様なんかだったらグチャグチャに。または色落ち💦)
まずは中性洗剤系でとれるか試したほうが良いですね。
順序としては
ひとこと
クロスは無茶しないほうが良いです。
ムラが出たり破れたりして,余計に目立ったりします。
裏技ですが,水性系の絵の具で色を合わせ,薄くハケで色を重ねていく方法がありますが,
個人の技量が問われます。(^^;)ムズカシクハナイデスガ
柱のキズ
これもクギ穴と同じ補修材で直ります。
床のキズ
重いものを落としてできた傷や凹みはあなたに修復責任がありますが,
家具等を長期間置いてできた凹みは,ふつう大家側に修復責任があります。
フローリング
フローリングはフローリング補修材で直ります。
注意点
クッションフロア(PA)
素材がビニール系であることが多いので,ドライヤーを使います。
低温で遠目から少しずつ慣らすようにゆっくりと凹凸を目立たなくします。
大事なアドバイス
退去立会の日時
この補修の目的は,
目立たなくすることで,修繕対象にされないようにする
ことですので,退去チェック時の環境が重要となります。
退去立会のときは,荷物をすべて持ち出した後になるので,
照明等もありません。
自然光の下での確認となるので,できれば
夕方またはくもりや雨の日が理想です。
引っ越し業務も午前中から日中は費用が高く,
15時ころから安くなるのはご存じですか?
日中でも,日光が入る面と影になる面ではかなり違います。
逆にフロ場,洗面所,キッチンは常設の照明があるので,要注意です。
念を入れてやりましょう。
以上が修繕・補修方法となります。
あまり日数もないので,効率よくやってしまいましょう。
メイン記事はこちらです。☞